デフォルト・オプションの変更
デフォルトの処理オプションは、FM/CICS と一緒に提供され、モジュール FMN3POPT の中に入っています。これらのオプションを、インストール要件に応じて変更することができます。
このモジュールの最初の部分で FMN0POPI マクロが起動され、File Manager の処理に関連するオプションを変更できるようになります (例えば、監査ロギングおよび印刷データ・セット)。使用可能な File Manager オプションと指定できる値については、File Manager Optionsを参照してください。
FMN3POPT の変更されたオプションは、FM/CICS インターフェースによって、File Manager Base component での FM/CICSインターフェースの実行時に使用されます。
- 以前に File Manager Base functionをカスタマイズしていた場合は、FMN0POPT オプション・モジュール (FMN3POPT ではない) に指定されたオプションが、ISPF またはバッチで File Manager Base functionを実行する際に使用されます。したがって、ISPF および File Manager Base component で、FM/CICSを類似したインストール要件で実行する場合は、FMN0POPT に指定されたオプションと FMN3POPT に指定されたオプションが一致するようにする必要があります。
例えば、ISPF および File Manager を使用して実行する FM/CICS が同じ監査ログ HLQ を使用するようにする場合は、AUDITHLQ オプションに指定した値が、FMN0POPT および FMN3POPT の両方で同じである必要があります。
ISPF またはバッチで File Manager Base functionを実行しない場合に構成する必要があるのは、FMN3POPT のみです。
- ISPF または FM/IMS を通じて FM/CICS を実行している場合は、すべての FM/IMS オプションが FMN1POPT から取得されます。したがって、FM/IMS コンポーネントが要件に従ってインストールされ、構成されていることを確認する必要があります。FMN1POPT のオプションの変更については、FM/IMS インストール・オプション・モジュールのカスタマイズを参照してください。
FMN3POPT オプション・モジュールの 2 番目の部分で FMN3POPI マクロが起動され、CICS® 環境に固有のオプションを変更できるようになります。
ユーザーのバージョンの FMN をインストールするには、usermod FMN3POPT3UMDP を使用してください。FMN3UMDP は、FMN.SFMNSAM1 で配布されています。
- CICS® プロファイル・データ・セットのファイル名 (PROF オプション)。
- CICS® バッチ・ジョブの実行依頼に必要な一時データ・キューのキュー名 (QRDR オプション)。
- ユーザー ID 検査プログラム用のトランザクション名 (TRANVU オプション)。
- FM/CICS メッセージ・ログ一時データ・キューのキュー名 (MSGL オプション)。
- 接続済み CICS® 領域の APPLID のリストのある一時データ・キューの名前 (CONN オプション)。
- FM/CICS 開始タイプ (START オプション)。
- START=TASK を指定してある場合は ADFzCC server のポート (PORT オプション)。
- ADFzCC server のホスト名 (HOST オプション)。
オプションを変更するには、以下のようにします。
- メンバー FMN3POPT を FMN.SFMNSAM1 からユーザー所有のソース・ライブラリーにコピーします。
- 必要に応じて、そのライブラリー内の FMN3POPT の中のオプションを変更します。FMN3POPT のオプションおよび指定できる値の説明については、File Manager Optionsを参照してください。
- 必要な場合、ライブラリー内のコピー版の FMN3POPI で FMN3POPT を変更します。FMN3POPI については、FMN3POPIを参照してください。
- サイトの要件を満たすように、FMN.SFMNSAM1 の FMN3UMDP メンバーを変更します。必要な変更については、usermod を参照してください
- SMP/E usermod FMN3UMDP をインストールします。