監査データ・セット構成
監査ログ・データ・セット名の形式は、FMN 内にある FMN2POPT0POPI 定義の AUDITHLQ パラメーターの設定によって決まります。
以下のデータ・セット名の形式を生成できます。
userid.FMN2AUD.<ssid>.Dyymmdd.Thhmmss
(AUDITHLQ= (空白) の場合)audithlq.FMN2AUD.<ssid>.Dyymmdd.Thhmmss
(AUDITHLQ=audithlq の場合)qual1.<qual2.><qual3.>Dyymmdd.Thhmmss
(AUDITHLQ=qual1.<qual2.><qual3> の場合)
各部の意味は以下のとおりです。
- audithlq
- データ・セット名のコンテキストで有効な、1 から 8 文字の任意の定数。
- ssid
- 現在接続されている (ローカル) Db2® システムの名前。
- userid
- データ・セットを作成するユーザー ID。
- Dyymmdd
- アクティビティーの日付。
- Thhmmss
- アクティビティーの時刻。
AUDITHLQ に 1 つ以上のピリオドが含まれている場合、AUDITHLQ 値はレベルが 1 つ、2 つ、または 3 つのデータ・セット接頭部として扱われます。接頭部の各レベルは、以下のようになります。
- XXX
- データ・セット名のコンテキストで有効な、1 から 8 文字の任意の定数。
- &&PREFIX
- ユーザーの TSO 接頭部を使用するよう指示します。TSO NOPREFIX が有効な場合、これはヌルになります。また、置換後には、該当するレベルの監査ログ・データ・セット名接頭部もヌルになります。
- &&USER
- ユーザーのログオン ID (共用プールに格納される ISPF システム変数 ZUSER) を使用するよう指示します。
- &&UID
- 値が非ブランクの場合、ユーザーの TSO 接頭部を使用するよう指示します。TSO NOPREFIX が有効の場合は、ユーザーの TSO ログオン ID (共用プールに格納される ISPF システム変数 ZUSER) が使用されます。
- &&FUNCOD
- File Manager の内部機能コードを使用するよう指示します。このパラメーターを指定すると、監査ログ・データ・セットを生成した File Manager 機能を監査ログ・データ・セット名に組み込むことができます。
- &&SSID
- 現在接続されている (ローカル) Db2® サブシステムの名前を使用するよう指示します。このデータ・セットは、FM/Db2 の「監査証跡の印刷」ユーティリティー (FM/Db2 基本オプション・メニューのオプション 3.10) を使用して印刷することができます。
この場合、監査データ・セットはユーザーごとに作成され、ユーザー・データ・セットを制御する通常のルールに従います。このため、監査ロギングが常に行われ、レポートされるようにしたい場合、FMN2SSDM マクロで
AUDIT=(REQUIRED,SMF)
を選択することが推奨されます。
ご使用のサイトの要件に基づいて、FMN0POPI マクロの AUDITHLQ パラメーターを必要な値に設定します。追加情報と例については、AUDITHLQ を参照してください。
監査データ・セット内の情報は、FM/Db2 監査証跡印刷ユーティリティーを使用して印刷できます。これを行うには、FM/Db2 基本オプション・メニューからオプション 3.10 を選択します。