CICS 選択リストのソート

CICS 選択リストをソートするには、SORT 基本コマンドを使用します。行コマンド・フィールドと「Status (状況)」列を除いて、選択リストに表示された 中の 2 つのフィールドによって CICS 選択リストをソートできます。次のフィールド名以外は、フィールド名は列見出し値です。
  • 「File Selection List (ファイル選択リスト)」の「Data set name (データ・セット名)」フィールドには 「Dsn」を使用します。
  • 「Enqueue Selection List (エンキュー選択リスト)」の「Resource name (リソース名)」フィールドには 「Resource」を使用します。

ソート・シーケンスは、文字値の列は昇順で、数値の列は降順です。SORT 基本コマンドは、単一列に対しても、列見出しにカーソルを置いて Enter キーを押すことで呼び出すことができます。

例 1.File Selection list (ファイル選択リスト)

次の例は、ファイル・リストをデータ・セット名 (dsn) でソートし、 同じデータ・セット名の中ではタイプ (type) でソートする方法を示しています。
COMMAND ===> sort dsn type
   File    Data set name      Type  Sys
  ACCTFIL  FMN.CICS.ACCTFILE  VSAM
  ACCTNAM  FMN.CICS.ACCTNAME  KSDS
  ACINUSE  FMN.CICS.ACTINUSE  PATH

例 2.Temporary Storage Selection List (一時ストレージ選択リスト)

次の例は、一時ストレージをサイズ (size) の降順でソートし、 同じサイズの中ではキュー名 (queue) の昇順にソートする方法を示しています。
 COMMAND ===> sort size queue
   Queue Loc  Items       Size   Max
   FMT3  AUX     20       2560   128
   FMTS  AUX     10       1280   128
   FMT1  AUX     10       1280   128
   FMT2  AUX     10       1280   128
   FMT4  AUX     10       1280   128

例 3.Transient Data Selection List (一時データ選択リスト)

次の例は、一時データ・キュー・リストをタイプ (Type) でソートし、同じタイプの中では後処理 (dsp) でソートする方法を示しています。
 COMMAND ===> sort Typ dsp
   Queue Typ DDname   Dsp
   CXRF  EXT DFHCXRF  MOD
   FMO1  EXT FMO1     SHR
   FMO2  EXT FMO2     SHR
   FMO3  EXT FMO3     SHR
   FMO4  EXT FMO4     SHR

例 4.Enqueue Selection List (エンキュー選択リスト)

次の例では、エンキュー選択リストを、タスク (task) の降順にソートし、 同じタスクの中ではリソース名 (resource) の昇順にソートする方法を示しています。
 COMMAND ===> sort task resource
   Resource name (first 36 characters)     Task
   ENQUEUE2                             0001177
   ENQUEUE4                             0001177
   ENQUEUE1                             0001176
   ENQUEUE3                             0001176
   ENQUEUE5                             0001176

関連トピック