CICS リソースのロック
FM/CICS は標準の CICS サービスを使用して、リソースの更新と変更を行います。FM/CICS は、次に説明するように、リソースに対するアクセスの調整を支援するための CICS エンキューを発行することもできます。
- FM/CICS-generated CICS enqueue
- FM/CICS で一時ストレージ・キューまたは一時データ・キューを編集するとき、 次のリソース命名規則を使用する CICS エンキューが発行されます。
各表記の意味は次のとおりです。FMLOCK:xxsysidname- xx
- TD または TS。編集されるキューのタイプによります。
- sysid
- キューが存在する CICS システムの ID。ブランクの値は、キューがローカル・システムに存在することを示します。
- name
- キューの名前。
- User-specified CICS enqueue (ユーザー指定 CICS エンキュー)
- ファイル、TS キュー、または TD キューの編集セッションの間に発行される、1 から 36 文字の CICS エンキュー・リソース名を、次のようにして指定できます。
- 「Lock resource (リソースのロック)」フィールドに、「/」を入力する
- 対応する「Name (名前)」フィールドに、1 から 36 文字の 有効な CICS エンキュー・リソース名を指定する
FM/CICS は、CICS エンキューをローカル領域のみ (FM/CICS が実行されている CICS 領域のみ) に発行します。長さが 255 のエンキュー・リソースが使用され、 使用されていない部分はスペースが埋め込まれます。
FM/CICS がエンキューを発行して「使用中」の応答を受け取る場合は、同じような CICS エンキューが既に別のアプリケーションから発行されたことを示しています。この場合、FM/CICS は、メッセージ「CICS resource locked」を表示して、編集を終了します。アクティブ CICS エンキューの詳細情報を表示するには、F1 を押します。FM/CICS List (リスト) ユーティリティーを使用して、CICS エンキューの CICS 属性の詳細をリスト表示することもできます。詳しくは、CICS エンキューの操作 を参照してください。