フィルター行の使用
フィルター行で、列見出しの下にあるアスタリスク (*) は、 表示されるデータを制限するためにフィルター・パターンを入力する区域を示します。必要な場合は、複数の列にフィルター・パターンを指定できます。
英数字列の場合は、アスタリスクは左端位置に表示されます。数値列の場合は、アスタリスクは右端位置に表示されます。
フィルター・パターン区域では、以下を使用します。
- すべての値を突き合わせる場合は、アスタリスク (*) を単独で使用する。または
- パターンに一致するオブジェクトのみを選択する場合は、ワイルドカード文字を使用したフィルター・パターンを使用する。
フィルター・パターンは、以下の特殊文字のいずれかを使用して指定します。
- アスタリスク (*)
- ヌル文字または 1 文字以上のストリングを表します。パーセント記号 (%) と同じ働きをします。
- パーセント記号 (%)
- ヌル文字または 1 文字以上のストリングを表します。アスタリスク (*) と同じ働きをします。
- 下線 (_)
- 任意の単一文字を表します (ただし末尾ブランクを除く)。
ある列にフィルター・パターンを指定すると、FM/Db2 は、 その列の内容が指定したフィルター・パターンに一致するオブジェクトだけを選択します。
注: その列に対して (演算子行で) 演算子も指定した場合は、FM/Db2 は、 フィルター・パターンと一緒に演算子を使用してオブジェクトの突き合わせを行います (以下のセクションを参照)。
英数字列では、FM/Db2 は、入力したフィルター・パターンを、 各行の列の内容の先頭からの文字と突き合わせます。すなわち、フィルター・パターン DEF は「DEF」および「DEFG」とは一致しますが、「CDEF」とは一致しません。
数値列では、FM/Db2 は、入力したフィルター・パターンを、 各行の列の内容の値と突き合わせます。すなわち、検索引数 7 は 7 が入っている列とは一致しますが、例えば 70 や 17 とは一致しません。
以下の例で、FM/Db2 が表示するデータを制限するためのフィルター・パターンの使用方法について説明します。(以下の例では、演算子行上の対応区域に演算子が指定されていないと想定しています。)
- パターン・フィルター
- オブジェクトが選択されるときの列の内容
- *
- 任意の英数字ストリング
- ABC*
ABC
で始まる任意の英数字ストリング- *ABC*
- ストリング
ABC
が含まれている任意の英数字ストリング - A__C
- 先頭文字が
A
で最後の文字がC
である任意の 4 文字の英数字ストリング - %BC_
BC
の後にもう 1 文字あるストリングが含まれている任意の英数字ストリング- 123
- 数値列の場合: 値 123
- 23
- 数値列の場合: 値 23