File Manager での COBOL コンパイラー・オプションの使用

File Manager は、COBOL コンパイラーを呼び出すときに、特定の COBOL コンパイラー・オプションをオーバーライドします。このため、これらのオプションは、COBOL デフォルト・オプション・モジュール IGYCDOPT の中で「固定」としてマーク付けすることはできません。オプションは次のとおりです。
ADATA         LIB
ADEXIT        LINECOUNT
ARITH         MSGEXIT
COMPILE       OBJECT
DBCS          OPTIMIZE
DECK          PRTEXIT
FLAG          SQL
INEXIT        STGOPT

これらのオプションのいずれかをユーザーのサイトで固定にしている場合、これらのオプションを固定にしない File Manager 固有の COBOL オプション・モジュールを作成し、このモジュールを File Manager が呼び出す COBOL コンパイラーで使用可能にする必要があります。COBOL デフォルト・オプションの変更、および特定の目的のためのオプション・モジュールの作成については、該当する COBOL カスタマイズの資料を参照してください。

File Manager 固有の COBOL オプション・モジュールを作成するが、そのモジュールを File Manager 以外では一般に使用可能にしたくない場合は、COBOL コンパイラー・ライブラリーのコピーを取って、このオプション・モジュールが入ったものを作成してください。そうすると、TSO ログオン・プロシージャーまたはバッチ・ジョブで動的に割り振られる File ManagerCOB DD ステートメントを使用して、このコピー版 COBOL コンパイラー・ライブラリーを FMN にのみ使用可能にできます。