デフォルト・フィールド・マッピングでのコピー

「元」テンプレートと「宛先」テンプレート間のフィールド・マッピングは、次のように生成されます。

1. デフォルトのフィールド・マッピングの例

“From” template             “To” template

REC-TYPE-A         ─►        NEW-TYPE-A ❶
  FIELD-A1         ─►          FIELD-A1
  FIELD-A2         ─►          FIELD-A2
  FIELD-A3 ❷

REC-TYPE-B         ─►        NEW-TYPE-B
  FIELD-B1         ─►          FIELD-B1
  FIELD-B2         ─►          FIELD-B2
                               FIELD-B3 ❸

REC-TYPE-C  ❹                REC-TYPE-C ❺
  FIELD-C1                     FIELD-Z1
  FIELD-C2                     FIELD-Z2
入力データ・セットが 3 つのレコードで構成されている (それぞれのタイプの 1 つが「元」テンプレートに定義されている) 場合は、次のようになります。
├─ FIELD-A1 ─┼─ FIELD-A2 ─┼─ FIELD-A3 ─┤◄─ REC-TYPE-A

├─ FIELD-B1 ─┼─ FIELD-B2 ─┤               ◄─ REC-TYPE-B

├─ FIELD-C1 ─┼─ FIELD-C2 ─┤               ◄─ REC-TYPE-C
この入力データ・セットをコピーすると、出力データ・セットは次のようになります。
├─ FIELD-A1 ─┼─ FIELD-A2 ─┤               ◄─ NEW-TYPE-A ❷

├─ FIELD-B1 ─┼─ FIELD-B2 ─┼─ FIELD-B3 ─┤◄─ NEW-TYPE-B ❸

├─ FIELD-C1 ─┼─ FIELD-C2 ─┤               ◄─ REC-TYPE-C ❹
注:
File Manager は、レコード・タイプの中のフィールド名を突き合わせてレコード・タイプをペアにします。レコード・タイプ (コピーブックのレベル 01 グループ項目) の名前は重要ではありません。
「宛先」テンプレート NEW-TYPE-A には一致する FIELD-A3 がないので、このフィールドは出力データ・セットにコピーされません。
「宛先」テンプレートの FIELD-B3 にマップする FIELD-B3 が「元」テンプレートにはありません。このフィールドは出力データ・セットに挿入されます。その値は、「宛先」テンプレートにフィールド作成属性があればそれに従って初期設定され、フィールド作成属性がなければ、数値フィールドの場合はゼロに、英数字フィールドの場合はブランクに初期設定されます。
「宛先」テンプレートには FIELD-C1 または FIELD-C2 という名前のフィールドが含まれているレコード・タイプがないので、「元」テンプレートの REC-TYPE-C レコード・タイプは (「宛先」テンプレートに REC-TYPE-C という名前のレコード・タイプが含まれていても)「宛先」テンプレートのどのレコード・タイプとも対になりません。入力データ・セットからの REC-TYPE-C レコードが出力データ・セットにそのままコピーされます。このレコードのコピーを停止するには、「元」テンプレートを編集して REC-TYPE-C レコード・タイプを選択解除します。
「宛先」テンプレートの REC-TYPE-C レコード・タイプ定義は使用されないので、コピーに影響しません。