FM/Db2 の複数バージョンの実行

このトピックでは、複数の異なるバージョンの FM/Db2 をインストールする方法について説明します。

重要: 各 FM/Db2 インストールが他のインストールから完全に独立している必要があります。
特に、以下の点を確認する必要があります。
  • 各 FM/Db2 インストール済み環境には、異なる (固有の) プラン名およびパッケージ名が使用されている。
  • FM/Db2 プランおよびパッケージは、FM/Db2 の各バージョンに該当する DBRM モジュールを使用してバインドされている。
  • FM/Db2 の各バージョンは固有の FMN2POPT モジュールを使用している。またこのモジュールで、そのバージョンの FM/Db2 用の正しいプラン名を指定する必要があります。
  • FM/Db2 を使用してリモート Db2® システムにアクセスする場合、各 FM/Db2 バージョンのプランおよびパッケージは、<Test> を使用してアクセスする可能性のあるすべての FM/Db2 システムでバインドされている必要がある。

以下の注記で、FM/Db2 の既存のバージョン (例えば、バージョン n) がインストールされている状態を示します。FM/Db2 の新規バージョン (例えば、n+1) が入手可能で、インストールされます。2 つのバージョンは並行して実行されますが、受け入れテストは新しいほうのバージョンに対して完了します。

既にインストールされている FM/Db2 の既存バージョンでは、デフォルトのプラン名およびパッケージ名が使用されています。
  • FMN2PLAN
  • FMN2GEN
  • FMN2PLPK
  • FMN2GNPK
FM/Db2 の新規バージョン用に、新規のプラン名およびパッケージ名を選択します。例えば、以下を選択します。
  • FMN2PLND (FMN2PLAN の代わり)
  • FMN2GEND (FMN2GEN の代わり)
  • FMN2PLPD (FMN2PLPK の代わり)
  • FMN2GNPD (FMN2GNPK の代わり)

既に使用されている他のすべての FM/Db2 プラン名およびパッケージ名と異なっている限り、どの新規の名前でも選択できます。

FM/Db2 の新規バージョン用に、サンプル・バインド・ジョブ FMN2BNnP および FMN2BNnK を必要に応じて変更します。

変更されたバインド・ジョブ (バインド・プランとバインド・パッケージの両方) を各 Db2® システムで実行します。新規バインド・ジョブに指定されている DBRM ライブラリーは、FM/Db2 の新規バージョン用であることを確認します。

FMN2POPT の新規バージョン用のサンプル FM/Db2 ジョブを変更します。FMN2SSDM がアクセスする各 Db2® システム用の新規プラン名を、直接にまたはリモート側で、FM/Db2 マクロ定義に指定します。次に例を示します。
FMN2SSDM  SSID=XXXX,PLAN=FMN2PLND,PLAN2=FMN2GEND

新規 FMN2POPT モジュールをアセンブルして、ユーザーが Db2® の新規バージョンを実行するときに使用できるようにします。

FMN2POPT の変更について詳しくは、デフォルト・オプションの変更を参照してください。FMN2SSDM について詳しくは、FMN2SSDM を参照してください。