特定のデータの検出

データ・セットまたはデータ・セット・メンバー内にある文字ストリングの 1 つ以上の出現箇所を検索するには、FIND 基本コマンドを使用します。FIND コマンドは、F または / に省略できます。

例えば、大文字と小文字の任意の混合ストリング「James」の次の出現箇所を検索するには、コマンド行に次のように入力します。

F JAMES

直前の FIND 基本コマンドでの指定と同じストリングを検索するには、検索ストリングとしてアスタリスク (*) を指定します。

データ内の接頭部として現れる個所のみにストリングの検索を限定するには、PREFIX パラメーターを指定します。

データ内の接尾部として現れる箇所のみにストリングの検索を限定するには、SUFFIX パラメーターを指定します。

データ内の「ワード」として現れる個所のみにストリングの検索を限定するには、WORD パラメーターを指定します。

注:
  1. コマンド行に収まりきらない長いストリングを検出するには、FX コマンドを使用します。
  2. 複数のデータ・セットまたはデータ・セット・メンバー内にあるストリングを検索して置き換えるには、検索/変更ユーティリティーを使用します。
  3. ストリングまたは数値を検索して変更するには、編集セッションでデータ・セットを開き、CHANGE または CX 基本コマンドを使用します。
  4. デフォルトでは、SNGL 表示形式または TABL 表示形式の場合に、フィールド参照を指定しないで CHANGE コマンド、FIND コマンドまたは EXCLUDE コマンドを入力した場合、File Manager は、各フィールドのテンプレート属性に基づいてすべての可視フィールドを検索します。つまり以下のようになります。
    • 英数字フィールド属性を持つフィールドについて、このコマンドは、検索ストリングと検索対象のフィールドの間でストリング比較を実行します。
    • 数値フィールド属性を持つフィールドについて、このコマンドは、検索ストリングを数値とみなして、検索対象フィールドの数値との数値比較を実行します。
  5. 数値比較が実行されないようにするには、C'string' 形式を使用してマークを付け、引数が文字であることを明示します。例えば、次のコマンドでは、文字「0」を含んでいる英数字フィールドのみが検索結果になります。
    FIND c'0' ALL #3,#5

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