RACF® 以外のセキュリティー製品を使用する場合
File Manager は、STATUS=ACCESS を指定して以下の SAF FACILITY プロファイルへの RACROUTE 呼び出しを行います。
- FILEM.PARMLIB.**
- FILEM.SAFAUDIT.** (最初の呼び出しが失敗した場合のみ)
STATUS=ACCESS が指定されるのは、RACROUTE 呼び出しが呼び出しを監査しないようにするためです。「z/OS® Security Server RACROUTE マクロ解説書」の RACROUTE REQUEST=AUTH,STATUS=ACCESS の説明には以下のように記述されています。
- アクセス
- 要求は、指定されたリソースへのユーザーの最高位の現行アクセス権限を戻すだけです。正常終了した場合、ユーザーのアクセス権限は RACF® 理由コードに戻されます。このリクエストには監査は行われません。
RACF® が使用される場合、STATUS=ACCESS 要求は記述どおりに機能して、プロファイルへのアクセス権限がない場合でもセキュリティー関連のロギングまたは異常終了は生成されません。
ただし、RACF 以外のセキュリティー製品 (ACF2 など) が使用されている場合は、上記の RACROUTE 要求に応答して S047 異常終了が発行される可能性があります。当該ユーザーは製品資料を参照して、適宜変更を行う必要があります。