フリー・フォーム式としての基準の入力

フリー・フォーム式を入力するには、次のようにします。

  1. テンプレート用の「Field Selection/Edit (フィールド選択/編集)」パネルを表示します。
  2. 「Record Identification Criteria (レコード ID 基準)」フィールドまたは「Record Selection Criteria (レコード選択基準)」フィールドに、フリー・フォーム式を入力します。
  3. [Enter] を押します。

    File Manager は、その式を内部で処理できるか、あるいは REXX に渡す必要があるかを調べるために式を評価します。REXX が必要な場合には、右上隅にメッセージ「REXX required (REXX が必要)」を表示します。REXX が不要になるように式を変更するか、あるいは内部処理ではなく REXX 処理で式を使用するかを選択できます。

  4. 「Exit」(F3) を押して基準を保管し、最初のパネルに戻ります。

フリー・フォーム式は、次の形式にする必要があります。

#ref comp-op value
#ref
式に使用される現行レコードからの値を戻すフィールド。フィールドは # 記号を使用して識別され、その後にフィールドの参照番号が付きます (例えば、#5 など)。

また、いくつかのフィールドを使用して計算を実行して、戻される値を使用することもできます (例えば、(#5 + #6) など)。これには、計算を括弧で囲み、有効な算術演算子と少なくとも 1 つのフィールド参照を使用する必要があります。

さらに、少なくとも 1 つのフィールドを引数としてリストする REXX 機能を使用する方法もあります (例えば、MAX(#5,#6,#7) など)。

comp-op
比較演算子。フィールドまたはフィールド計算から導出された値を value と比較する方法を表す記号。例えば、「>」は「より大」を表します。File Manager は、すべての REXX 比較演算子をサポートします。
基準式に使用される単一の値を戻す式。この形式は、ストリング、数値、フィールド、値を戻す計算、または REXX 機能のいずれかです。

論理演算子 (AND (&)、OR (|) など) を使用すると、複数の基準式を作成できます。括弧を使用すると、計算および基準式の計算順序を制御できます。

注: 基準式には、少なくとも 1 つのフィールド参照を使用する必要があります。この参照は、式の左側に入れるのが一般的な方法ですが、式の右側に入れても同じに処理されます。つまり、この基準を表す一般的な方法は #5 > 100 ですが、100 <= #5 と記述してもエラーにはなりません (比較演算子が反転していることに注意してください)。フィールド参照が含まれていない場合は、基準が独自の価値で true または false として評価されます。true のときにはすべてのレコードが戻され、false のときにはすべてのレコードの「選択が解除」されます。

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