削除されたレコードのリカバリー
エディター・セッション時に削除されるレコードは、バッファーに格納されます。エディター・パネルを終了する前ならどの時点でも、削除されたこれらのレコードをリカバリーできます。
以前に削除したレコードをリカバリーするには、以下のようにします。
- コマンド行で
RECOVER n
と入力します。ここで、n は、最後に削除したレコードから始まる、復元するレコードの数を表します。
レコードは除去された順にバッファーに格納されていて、コマンド RECOVER 1
は最後に削除されたレコードを復元し、RECOVER 2
は削除された最後の 2 レコードを復元し、... というようになります。リカバリーされたレコードは、そのデータ域の先頭に表示されている最初のレコードの後に挿入されます。最初の可視行が ****** **** Top of data ****
の場合、レコードはそのデータ・セットの先頭に挿入されます。挿入されたレコードは、削除された順に表示されます。
例えば、レコード 1、5、および 7 がその順序でデータ・セットから削除された場合、コマンド RECOVER 1
がレコード 7 を復元しますが、RECOVER 3
はレコード 1、5、および 7 をその順序で (7、5、1 の順ではなく) 復元します。
レコードをリカバリーすると、そのレコードはバッファーから除去されます。最初のリカバリーを保存する前に復元されたレコードを削除すると、2 回目には復元することはできません。これは、データの損失につながる可能性があります。データ損失を防ぐには、RECOVER コマンドを発行した後に、毎回 SAVE コマンドを発行してください。
注: 補助編集を使用しているときは、リカバリー・バッファーの使用量を最小化するためおよび多数のレコードを削除できるようにするために、最後の 10 件の削除レコードのみがリカバリー・バッファーに保持されます。