レコードの削除
どの表示形式の場合でも、DELETE 基本コマンドを使用することによりレコードを削除できます。これにより、データ・セット内のすべてのレコードを削除することも、以下の共通要因に基づいて複数のレコードを削除することもできます。
- すべての除外レコードまたは非除外レコード (レコードの除外を参照してください)。
- ラベルで指定された範囲内に属するすべてのレコード (レコード範囲のラベル付けを参照してください)。
- ラベルが付いた範囲内に属するすべての除外レコードまたは非除外レコード。
共通要因を持つレコードを削除するには、以下のようにします。
- レコードに共通する要因を設定します。つまり、ラベルを作成するか、または必要なレコードを除外するか (あるいはその両方) を行います。
- コマンド行で、DELETE 基本コマンドを、選択したパラメーターと一緒に入力します。
例(X)
次のコマンドは、すべての除外レコードを削除します。
DELETE ALL EX
次のコマンドは、ラベル .LABA からラベル .LABB までのレコード範囲にある次の非除外レコードを削除します。
DELETE NX .LABA .LABB
CHAR、HEX、LHEX、または TABL 表示形式では、D 接頭部コマンドを使用してもレコードを削除できます。この接頭部コマンドを使用すると、個々に選択したレコードまたは他の共通要因を持たないレコード・ブロックを削除できます。
個々に選択したレコードを削除するには、以下のようにします。
- 次のいずれかを実行します。
- 削除する最初のレコードの接頭部域にカーソルを置いて、D または Dn 接頭部コマンドを入力します。ここで、n は削除するレコードの数を表します。
- 削除するレコード・ブロックの最初のレコードの接頭部域と最後のレコードの接頭部域に DD と入力します。
- [Enter] を押します。データ・セットから、指定されたレコードが削除されます。
注: これらのレコードの削除は、SAVE、FILE、END、または EXIT コマンドが発行されるまでは保管されません。RECOVER 基本コマンドを使用することによって、これらの削除したレコードを、編集セッションを終了する前にリカバリーすることができます。