テンプレートを使用しないエディター・セッションの開始

データを不定形式で表示するには、以下のようにします。

  1. File Manager の「Primary Options Menu (基本オプション・メニュー)」パネルから、以下のいずれかを選択します。
    1 View (表示)
    「View Entry (ビュー項目の入力)」パネルを表示します。
    注: このオプションでは、データに対して行った変更は保存できません。
    2 Edit (編集)
    「Edit Entry (編集項目の入力)」パネルを表示します。
  2. HFS ファイルまたはデータ・セットの名前か名前パターン、メンバー名かパターンまたはボリューム通し番号 (あるいはその両方) を指定します。
  3. 必要な場合は、データの開始位置を指定し、「Processing Options (処理オプション)」から「Start position type (開始位置タイプ)」を選択します。

    データ・セットが KSDS ファイルのときは、250 文字までのキーを開始位置として指定することができます。このサイズのキーを簡単に入力するために、「EXPAND」機能キー (F4) を押すことでフィールドを拡張したり、「LEFT」機能キー (F10) や「RIGHT」機能キー (F11) を押してフィールド内をスクロールすることができます。

    開始位置としてレコード番号を使用する場合、データ・セットの終わりから指定した数だけ前のレコードから開始するために、負の数値を指定することができます。初期表示は、指定したレコードの位置です。開始位置より前のレコードは表示されません。

    注: ステップ 9 の KEY 基本コマンドの使用も参照してください。
  4. 必要な場合は、レコード制限を指定します。表示されているレコードのカウントは、「Starting position (開始位置)」(デフォルトでは、データ・セットの先頭) から始まるものです。

    レコード制限を MEMORY という語として指定し、File Manager がストレージに収まる数のレコードのみをロードするようにできます。

  5. 必要に応じて、「Record Sampling (レコード・サンプリング)」フィールドを選択します。このフィールドを選択すると、入力パネルが処理された後に「Record Sampling (レコード・サンプリング)」パネルが表示されます。

    レコード・サンプリングを使用して、データ・セットからレコードを読み取るパターンを指定できます。パターンでは、開始位置を指定し、いくつかのレコードを読み取り、いくつかのレコードをスキップし、終点に到達するまでこのパターンを繰り返すことができます。終点は、指定の物理レコードの数、テンプレートにより選択された指定のレコードの数、入力ファイルの終わり、使用可能な仮想ストレージに支障なく収まるレコードの最大数 (いずれか最初に到達するもの) です。

    レコード・サンプリングが実施されると、以下が行われます。
    • Start position (開始位置)」および「Record limit (レコード制限)」」フィールドの値 (ある場合) が、「Record Sampling (レコード・サンプリング)」パネルに取り込まれます。
    • スキップされたレコードは、セッション内で表示されず、アクセスできません。
    • セッションはインプレース・モードで実行され、使用可能な仮想ストレージに収まる数のレコードのみが組み込まれます。
  6. 編集で、データ・セットのレコードの更新のみを行う (レコードの挿入または削除を実行しない) 場合は、「Inplace edit (インプレース編集)」オプションを選択します。
    以下の場合は、レコードの挿入または削除を実行できない点にご注意ください。
    • Record Sampling (レコード・サンプリング)」が選択されている
    • Record limit (レコード制限) として MEMORY が指定されている
    • データ・セットが NOREUSE として定義された VSAM ファイルである
    • セグメント化レコードを示すテンプレートが指定されている
    • データ・セットが、メモリーに収容するには大きすぎる QSAM LRECL=X である
  7. Copybook/template usage (コピーブック/テンプレートの使用法)」フィールドで「3 (None) (なし)」を選択します。
    注: このフィールドが「None (なし)」に設定されている場合、「Copybook or Template Data set name (コピーブック・データ・セット名)」または「Template Data set name (テンプレート・データ・セット名)」および「Member (メンバー)」フィールドの項目は無視されます。
  8. 編集で、必要な場合は、「Create audit trail (監査証跡の作成)」オプションを選択します。
    注: 監査報告書を印刷するには、監査証跡報告書の印刷を使用します (「Edit Entry (編集項目の入力)」パネルを参照)。
  9. パネルを処理するには、Enter キーを押してください。

    データ・セットおよびデータ・セット・メンバーの完全名を指定している場合は、「Edit (編集)」パネル (または「View (表示)」パネル) にそのデータが表示されます。

    パターンを使用してデータ・セットまたはメンバーを指定している場合は、「Data Set Selection (データ・セット選択)」パネルまたは「Member Selection (メンバー選択)」パネルが表示されます。「Prefix (接頭部)」フィールドに「S」を入力し、Enter キーを押して、リストから必要なデータ・セットまたはメンバーを選択します。「Edit (編集)」パネル (または「View (表示)」パネル) に、データが表示されます。

    データ・セットが KSDS ファイルの場合は、KEY 基本コマンドを発行してジャンプ先の位置を指定できます。

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